都市研究プラザ(URP)が包摂都市に関する国際ワークショップを台北で開催
2015年9月23日~25日、台北にて、都市研究プラザ(URP)が共催する「第5回東アジア包摂都市ネットワーク?ワークショップ」が開かれ、日本、台湾、韓国、中国、香港から実践家と研究者約50名(うち日本からは10名)が参加しました。
都市研究プラザ(URP)は、2009年に東アジア包摂都市ネットワークを東アジアの連携機関と共同で立ち上げ、東アジア都市に共通の住宅困窮問題、社会的不利地域の再生をめぐる都市間交流のネットワークを安定的に確保することに取り組んできました。本ワークショップは2011年から参加国持ち回りで毎年開催しているものです。
23日はエクスカーションとして、台北市と新北市で困窮者の集住地区のほか、居住支援や生活支援を行う施設6ヶ所を訪問し、取り組みの現状に触れました。
24~25日のワークショップでは、阿部昌樹URP所長と台湾側代表による開会あいさつの後、各国の実践家と研究者から27本の実践報告?研究報告があり、日本からは7名が居住にまつわる諸課題に着目する報告を行いました。最後に全泓奎URP教授が全体を総括し、アジア型都市論のさらなる発展を目指すべく、東南アジア諸国との連携を提案しました。
次回のワークショップは韓国で開催の予定です。
日本側参加者(敬称略) |
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阿部昌樹(沙巴体育平台都市研究プラザ 所長) 水内俊雄(沙巴体育平台都市研究プラザ 副所長) 全泓奎 (沙巴体育平台都市研究プラザ 教授) コルナトウスキ?ヒェラルド (沙巴体育平台都市研究プラザ 特任助教) 志賀信夫(沙巴体育平台都市研究プラザ 特別研究員(若手?先端都市)) 掛川直之(同) 蕭閎偉 (同) 中山徹 (大阪府立大学人間社会学部 教授) 山田理絵子(大阪府立大学大学院 院生) 西上孔雄(NPO法人すまいるセンター 代表理事) |