「先端的都市研究拠点事業」総括シンポジウムを開催しました
平成29年2月11日(土)、本学高原記念館学友ホールにおいて、「沙巴体育平台先端的都市研究拠点事業総括シンポジウム」を実施しました。
今回のシンポジウムは、?特色ある共同研究拠点の整備の推進の事業」の3カ年の活動を、若手研究者、共同研究者、連携する海外学術機関?行政機関の報告を交えて振り返るとともに、拠点機能のさらなる強化?充実を展望するものとして企画したものです、当日は、1部「共同研究拠点の意義、拠点事業成果および若手研究者の活動報告」と、2部「共同利用?共同研究、学術?行政機関連携の展開と拠点の将来像」の2部構成で開催しました。
1部は、荒川哲男学長の開会あいさつに始まり、文部科学省研究振興局学術機関課学術研究調整官の石崎宏明氏より同事業の趣旨ならびに都市研究プラザでの拠点活動に対する期待を述べていただきました。続いて、若手特別研究員4名より、プラザに在籍することで研究ネットワークや研究内容の幅が広がった経験などの報告がそれぞれ行われました。あわせて、海外連携学術機関であるソウル大学アジアセンターからの発表と、学術連携に対する期待が述べられました。
2部は、各学術機関等とで実施している共同研究プロジェクトのうち4件の成果報告と、都市研究プラザの研究活動と連携する府下自治体からの連携への期待についての発表が2件ありました。
これらの発表報告を受けて、阿部昌樹都市研究プラザ所長と全泓奎都市研究プラザ教授より、今後の都市研究プラザの拠点活動の展開と将来像の方向性が提示された総括討論が行われました。最後は、櫻木弘之副学長の閉会あいさつでシンポジウムを閉めました。
都市研究プラザは、2014年より文部科学省「共同利用?共同研究拠点」の認定を受け、同拠点事業を実施しています。あわせて「特色ある共同研究拠点の整備の推進事業~スタートアップ支援~」の対象拠点に採択され、先端的都市研究拠点としての活動を国内外の学術機関や自治体等と連携のうえで展開しています。この拠点活動の目的は、世界およびアジアの都市をフィールドに据え、文化創造と社会包摂に資する先端的都市論を構築する共同研究と研究拠点の形成を行い、「21世型のレジリアント(復元力に富んだ)都市のあるべき理念モデルと実践モデルを彫琢していくことです。