理学部附属植物園 観覧エリアを大幅に復旧!
理学部附属植物園では、2018年9月の台風21号の被災により、観覧エリアを全体の約5分の1程度に限定しておりましたが、11月1日より観覧エリアを大幅に復旧します。
台風21号では研究対象樹木が400本以上倒木しました。公園などでは一定の高さで剪定することが多いですが、当園では自然樹形を維持するため、なるべく手を入れずに育成しています。そのため、倒れた木の中には人の背丈の2倍以上の根をもつ樹木もあり、11月からはその根を間近に観察することもできます。ぜひこの機会にお越しください。
観覧のポイント
- 徒歩300mで山を登った気分になれるメインストリート「日本産樹木見本園」を再び公開!標高が上がるにつれ変化する樹種の推移(常緑樹~落樹葉~針葉樹)を体感して下さい!
- 樹高40m級ユリノキ(Liriodendron tulipifera)の巨大な根をじっくり観察!
- 当園産メタセコイアの丸太を、‘今だけ’ 皆さまのお庭へ!(特別販売!なくなり次第終了)。
~山田園長よりひとこと~
当園は、9月初めの台風で植栽樹木に大きな被害を受けました。命を落とした樹々がいたことは残念ですが、ユリノキの巨木の根のように、普段は見られない樹々の姿を観察していただく良い機会かと思います。また、巨木が間引かれた“森”からは、新しい個体の成長が始まっています。
当園の復旧は始まったばかりですが、市民の皆様には、今後の“森”の変遷を末長く見守っていただければと願っています。?
今後の予定
11月17日(土)?18日(日)の「関西文化の日」では、入園料無料にてご入園いただくことができます。それに合わせて、紅葉が見頃の約40種類のカエデを収集しているカエデ山も拡大公開します。
また、11月1日より当園産メタセコイア、セコイアの丸太を特別販売します。ガーデニングやクラフト材料としてご活用ください。他にもストーブなどの燃料となる当園産「薪」の予約販売も開始します。
詳しくは沙巴体育平台理学部附属植物園にお問い合わせください。