第16回女子中高生のための関西科学塾<C日程>を開催しました
第16回女子中高生のための関西科学塾<C日程>を開催しました
「第16回女子中高生のための関西科学塾」は、沙巴体育平台感染症防止の観点から、昨年に引き続き、2021年10月24日(日)、オンラインで実験講座を実施しました。
関西科学塾は、京都大学、大阪大学、神戸大学、奈良女子大学、大阪府立大学、沙巴体育平台の関西主要6大学が中心となり、女子中学生?高校生を対象に行う企画です。この企画では、科学の面白さを体験できる大学での実験講座に参加したり、科学やものづくりに関わる体験学習ができます。沙巴体育平台での実施は今年で6回目となり、実行委員の後藤慎介教授(理学研究科、本学実行委員会委員長)が中心となって運営に携わりました。
沙巴体育平台C日程の5講座に、65名の女子中学生が参加しました。
■オンライン実験講座の様子
C-1 AIをつくろう(機械学習の基礎実習) 荻尾 彰一?教授(理学研究科) 人工的な脳細胞ネットワーク(AI)に機械学習させてみることでその中身について理解を深めました。 |
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C-2 数理ゲームで楽しく遊ぼう、深イイね! 橋本 光靖?教授(理学研究科) 碁石を使った「三山崩し」ゲームの必勝法について対戦しながら楽しく考察しました。 |
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C-3 微生物の凄さを実感しよう! 山口 良弘?准教授 (理学研究科) 実際にパン酵母を閉じ込めたカプセルを作って、アルコール発酵の実験を行いました。 |
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C-4 スマホのセンサーで分かること 今津 篤志?講師???高井 飛鳥?助教(工学研究科) スマホに内蔵されているセンサーについてアプリを用いてどのような仕組みになっているかを学びました。 |
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C-5 野菜?果物の色素で色変わり実験をしよう! 福村 智恵?准教授?? 増田 俊哉?教授?(生活科学研究科) 食物の中に含まれる色素の形が酸やアルカリによって変化し、これによって色が変化することを学びました。 |
■後藤慎介教授のコメント
中学生のみなさんが参加してくださった実習の準備は、実は前年の12月ころから始まっています。どの日程で行うのか、中学生を対象とするのか高校生を対象とするのか、どのような実習をいくつ提供できるのか、どのような形で実施するのかなどを、工学部?生活科学部?理学部の先生方と相談しながら決定していきます。
昨年は沙巴体育平台の感染拡大を受けて、オンラインでの実施となりました。本年は対面で実施できるのかあるいはオンラインかを4月に改めて検討しましたが、このときはまさに感染拡大第4波のはじまり!感染者数がどんどん増えている時期でした。受講してくださる生徒の皆さんの安全安心が最も大切、そして早めに開催方法を確定させることで生徒の皆さんに安心感を持って受講していただくことが大切、という観点から、本年もオンラインでの開催としました。
一方、オンラインで画面を見ているだけでは科学の面白さは伝わりづらい!ということで、実習を担当してくださる先生方が工夫をしてくださり、事前学習の資料や実験器具を前もって生徒の皆さんに送付しました。その資料や器具を用いて、当日は生徒のみなさんと一緒に考えながら実習を進めました。アンケート結果にも見られるように、先生方の熱い思いと参加女子中学生の熱心さの相乗効果によって、本実習を大成功のうちに終えることができました。
沙巴体育平台感染拡大はまだまだ続くように思われます。しかしその中でも「できること」を一つ一つ行っていくことが大切と思います。先行きが不透明で状況が不安定であっても、科学の重要さ、おもしろさは変わりません。今回、オンライン開催ということもあり、大阪府のみならず、京都府、和歌山県、滋賀県、兵庫県、さらには岡山県、愛知県、宮城県からのお申し込みもありました。オンラインの便利さを活かし、中高生の皆さんにはさまざまな科学イベントを体験していただき、科学の重要さ、おもしろさをより身近に感じていただきたいです。
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▼アンケート▼
(女子中学生から)
?最初は届いた資料を見てできるか不安でしたが、やってみるととても楽しかったです。
?大学内容を中学生にもわかるように説明していただいて理解が深まりました。
?改めて数学の楽しさをしりました。
?先輩の話を聞くことができたし、先生の雰囲気が良かったです。
?先生方の説明が身近なものと関連していてとても分かりやすかったです。自宅で実験ができてとても良かったです。